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おしらせ

織物の種類について その①

皆様こんにちは。織物の種類って結構たくさんございますよね。
分類には絹や毛等素材による分類と先染や後染等の染色加工による分類がございますがここ何回かで色々な種類を再度押さえていきたいと思います。

まずは今回は「ちりめん」をご紹介いたします。

① 絹織物

絹織物は生織物、練織物に分けられます。生織物は生糸で織ったものを精練したもの(後錬)で後染織物(白生地)とも言われます。また、練織物とは生糸を精練して染色したものを織ったもので先染織物ともいわれます。

1. ちりめん

天正年間、泉州堺の職工が中国(明)よりその技法を学んだのが始めといわれている。現在では丹後・長浜・岐阜・福井・石川などが主な産地として知られている。布面に「しぼ」と呼ばれる縮みがあるのが特徴で、このしぼが染色に深みを加えるので独特の味が生まれる。現在染生地として最も多く使用されている。代表的なものとして、一越ちりめん、二越ちりめん、縫とりちりめん、紋意匠ちりめん、錦紗ちりめん、うずらちりめん(鬼しぼちりめん)などがある。

・ちりめんの種類と用途

a. 一越ちりめん

無地感覚の織物の代表的なもので、3丈物(12m物)では小紋から友禅染、また4丈物(16m物)では黒喪服、留袖まで使用範囲は広い。布面に凹凸のシボが表れ、生地もしっかりしている。目付は貫八(680g級)から貫五(560g級)のものまでいろいろある。

b. 変り無地ちりめん

古い歴史をもつ一越ちりめんに対してシボが低く、ちりめんの欠点であった湿気に対して収縮性があるという点を改良したちりめんである。無地にみえる生地でもジャガードで織ったものもあるが、一般にはねん糸の形状によってシボを出したもので、シボ・風合いを独特のものにしている。目付は12mのもの(反)680~700gのものが多い。

c. 紋りんずちりめん

斜紋織(綾織)の変化組織を表と裏を使って紋を出したもので重目のものは高級着尺に、軽めのものは長襦袢などに使用される。

d. 駒りんずちりめん

代表的な丹後ちりめんでしなやかな風合いとりんず独特の光沢があり、地紋を生かした無地きもの・羽織・中振袖・訪問着・附下・色留袖など広く用いられる。組織も一重であり、しわ欠点も比較的少なくバランスのとれた生地である。

e. 紋意匠ちりめん

元来、意匠ねん糸を使用したちりめんであるが、現在ではたて糸に駒糸を、地よこ糸に強撚糸、絵よこ糸に生糸や野蚕絹を使用したよこ二重ちりめんを指す。二重織による地紋の変化をねらった高級ちりめんで、地紋に深みがあるので地紋を生かした無地染めやぼかし染めに多く用いられ、訪問着・附下・羽織などが用途である。しかし、組織がよこ二重という「折れ、しわ」という致命的欠点がある。

f. ちりめん

5枚朱子の表裏によって柄出しをした紋着尺地で、若年向きの中振袖・訪問着として美しい光沢が好まれている。染付きがよく光沢に富むが、織物のたて・よこのバランスの面でとりわけよこ密度の少ないものはスリップ事故が生じやすい。

g. 縫取ちりめん

ちりめん生地に金銀糸・うるし糸・ラメ糸などの装飾糸を使って模様を縫い取ったちりめんで、打掛・中振袖・高級羽織地を中心に豪華な美しさが求められる。

h. 銀無地・銀意匠ちりめん

紋意匠ちりめんのような完全なよこ二重織ではなく、一重と二重が混在するものである。一面興味のある地合いであるが、打ち込みが甘く、組織的にも「しわ」が発生しやすい。また、表面の凹凸から「すれ故障」が出やすく、更に紋ぐせ・針きずなどによるたて縞も発生しやすい。

i. 精華ちりめん

よこ糸に壁糸ちりめんを2本合糸したものを織り込んだもので、収縮欠点を補正した無地ちりめんである。一般にたて糸密度が多く、「折れ・スレ・チョークマーク」が発生しやすい。

j. パレスちりめん

特に羽二重に似ており、薄くてすべりが良いのできものの裏地用に多く用いられる。シボ立ちを抑えたもので、クレープ・デシンにも似ている。織り方は強撚糸を二越にしたものが多い。

k. 古代ちりめん

よこ糸に強撚糸二越の配列に織り込んだもので、とりわけよこ糸に太いものを使用する。したがってあらい「鬼シボ」と称するシボ立ちが特徴で重目の生地である。色留袖・小紋などに用いる。

次回織物の種類②ではちりめん以外の羽二重や紬をご紹介します!

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