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おしらせ

2018/05/07

着物はっ水加工の歴史⑭(パールトーン加工)

「きものサミット97京都」で先代会長が消費者発想を主張!

1997年(平成9年)

着物の需要が低迷し活性化への糸口がなかなか見つからない現状。
「きものサミット97京都」で先代会長は、消費者の立場になった発言をしました。

京都商工会議所では平成8年より「きものサミット」を不定期に開催し、これからのきものについての提言を発表しています。

第二回にあたる平成9年10月の「きものサミット97京都」では先代の國松会長が消費者代表として提言をいたしました。

國松会長は次の6点を同会で提言しました。

① 小売店は着付教室にも一役買う!
きものを着ない大きな理由に帯結びがあります。全ての小売屋さんは販売だけでなく着付け教室になるべきです。手軽な半巾帯をリバイバルさせたり簡単な帯結び方法を提案してはどうでしょう。

② 着物の保存・手入れはビフォアケアの提案を!
手入れや保存が面倒というネックは着物を一人で着られる人も、大きな課題として取り上げています。汚してからケアするのではなく安心して着られるようにビフォアケアを提案していくことです。

③ 着物の着用機会を増やす!
フォーマルな席はもちろんですが、まずは着物業界の人自らが素敵な着物姿を見せる、これが大切です。

④ 身内価格で販売できるように!
業界の人は上代で着物を購入していないと思います。身内に分ける価格にて消費者が購入することができたら、もっと需要も高まるのではないでしょうか。

⑤ 自由に見て選べる環境を!
店に入ると販売員さんの積極的なアプローチ。着物を購入したら八掛・胴裏・仕立て代と追加のお値段。商品が自由に見れて納得のいく価格表示の仕方を研究していくべきです。

⑥ ファッションとしての着物提案を
着物が生活着となることは難しくても、一つのファッションアイテムになる可能性は十分あります。フォーマルだけでなくさりげなく普段楽しめる着物の提案も大切ではないでしょうか。


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